患者さんのお口の健康と
大切な命を守るために
「睡眠時無呼吸症候群」の症状として、睡眠中の呼吸停止や大きないびきが挙げられます。この病気に悩む人の中には、口呼吸でお口が乾燥し、口腔内トラブルを抱える人もいます。一般的な治療法であるCPAPは、口呼吸を改善するわけではありません。
そこで、当院では「口腔内装置(OA)」を使用した治療をおすすめしています。
口腔内装置(OA)は、口呼吸を防ぎ、いびきを改善に導きます。睡眠の質(ぐっすり眠ること)を高めるために、口腔内装置(OA)で睡眠時無呼吸症候群という病気を治しましょう。
患者さんのお口の健康と大切な命を守るために、当院では睡眠時無呼吸症候群の検査・治療に力を入れています。
睡眠時無呼吸症候群の
発見・治療は歯科で!
歯科医院で
「睡眠時無呼吸症候群」
治療を
おすすめする理由
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潜在的な患者さんを
見つけることができる睡眠時無呼吸症候群は、お顔の様子や口腔内に疑わしい特徴が現れます。
歯のすり減りなどがあれば睡眠時無呼吸症候群を疑います。
いつも口腔内を診療する歯科医師だからこそ、このような症状を見逃すことなく
「かくれ睡眠時無呼吸症候群の患者さん」を発見できるというわけです。 -
気道解析用ソフトウェアで
詳細に確認・解析歯科用CTやセファロ(頭部X線規格写真)で撮影した画像は、睡眠時無呼吸症候群の治療に特化したソフトウェア「SICAT Air」を使って気道を解析します。
このソフトウェアはコンピューター上で閉塞箇所を色で表示し、気道の状態を視覚的に確認できます。さらに、口腔内装置を使った治療計画の作成や、治療前後の比較にも役立つツールです。 -
治療用の口腔内装置(OA)の
製作は歯科だけ治療に用いる口腔内装置(OA)の製作は歯科医院でしかできません。
睡眠時無呼吸症候群の治療にはCPAPが主流ですが、CPAPの装置は大型で持ち運ぶことが難しいうえ、お口が乾燥しやすいので、むし歯や歯周病のリスクが高まるというデメリットがあります。
その点、口腔内装置(OA)はコンパクトで携帯に便利。口腔内環境も保護できるので、むし歯・歯周病のリスクが気になる人、インプラント治療を受けられた方にもおすすめです。
睡眠時無呼吸症候群による
口腔内と身体への影響
睡眠時無呼吸症候群が引き起こす疾患リスクを軽減し、健康を維持するためには、
検査でいち早く「かくれ睡眠時無呼吸症候群の患者さん」を見つけ、治療につなげることが重要です。
歯科医院はその大切な役割を担っています。
あなたの大切な家族・
パートナーにも悪影響が!
睡眠不足は
身体によくありません
口腔内装置(OA)での
治療について
保険適用と保険適用外の
口腔内装置(OA)の
メリット・デメリット
- ● 保険適用できるので、費用を抑えることができる
- ● 下顎の前方移動量が不明確
- ● 上下一体型なので、顎を動かすことができず、顎関節に負担がかかる場合がある
- ● 下顎の位置の微調整ができない
保険適用の
上下一体型口腔内装置(OA)
メリット
デメリット
- ● 下顎の前方移動量の決定が明確
当院では、CT撮影を行って、しっかりと気道が開くことを確認して口腔内装置(OA)を作成しています - ● コンパクトなため外泊の際の持ち運びに便利
- ● 上下分離型で、顎を動かせるので顎関節に負担が少ない
- ● 嚥下や咳ができる
- ● 保険適用ではないので、費用がかかります
保険適用外の
上下分離型口腔内装置(OA)
メリット
デメリット
当院で取り扱っている
口腔内装置(OA)
当院では、上下分離型(保険適用外)の口腔内装置(OA)を製作しております。
上下分離型は、下顎を動かすことができて装着感がよく、耐久性の高い素材で製作しており、就寝中の違和感を抑えるので、快適な睡眠につながります。また、慣れてくると装着している時でも簡単な会話やあくび、水を飲むこともできるようになります。
当院では、患者さまそれぞれのお口に合わせたオーダーメイドで装置を製作をいたします。
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ソムノデント
内面に軟性樹脂を使用しているので、装着感がとてもソフトです。
オプチスリープよりもコンパクトな作りとなっています。 -
オプチスリープ
装着感はとてもしっかりとしています。
咬む力が強い方にお勧めしています。
検査・治療の流れ
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- 1初診
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患者さんが感じている症状、日中のお困りごとなどを確認します。また、睡眠時無呼吸症候群と関わりの深い生活習慣病についても問診いたします。
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- 2精密検査・気道解析
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口腔内のかみ合わせ、歯の状態、舌の状態を診て、CT撮影により気道を確認します。
当院では、気道を撮影できるCTと頭部全体を撮影できるセファロの複合機を使用しているため、検査の精度を格段に上げることができます。
また、撮影はほんの数十秒で済み、被ばく量も非常に少ないため、患者さんの負担の少ない検査が可能です。気道解析用ソフトウェアで
気道の状態を緻密に解析CTで撮影した画像は、気道解析用ソフトウェア「SICAT Air」を使って解析します。SICAT Airは睡眠時無呼吸症候群の治療に特化したソフトウェアで、コンピューター上で閉塞している箇所が色で示されるなど気道の状態を視覚的に確認することができます。また、口腔内装置を使った治療計画、治療前後の比較にも役立ちます。
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- 3医科による診断
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CT検査の結果、睡眠時無呼吸症候群が強く疑われる方は、呼吸器内科や耳鼻咽喉科などの受診をしていただきます。医科の診断書をご持参いただけましたら、治療用の口腔内装置(OA)を製作することができます。
医科との連携の流れ
当院で睡眠時無呼吸症候群を発見
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医科による検査・診断
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歯科で口腔内装置(OA)を製作
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- 4治療計画の作成
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睡眠時無呼吸症候群の治療専用の口腔内装置(OA)製作に入ります。
まずは光学印象スキャナーを使用し、口腔内のデータを撮ります。これまでは「印象」という粘土のような材料をお口の中に入れて型を取っていたため、嘔吐反射のある方などには苦しい思いをすることもありました。しかし、光学印象を使用することで、お口の中にスキャナーをかざすだけで、型取りが完了します。
そのほかの検査結果と合わせて気道解析用ソフトで解析し、口腔内装置(OA)を用いた治療計画を立てていきます。
解析結果は、患者さんにも画像を使ってご説明いたします。
ご自分の気道の変化を画像で視覚的に確認していただくことができます。製作前に解析できるから、
より精密な口腔内装置(OA)を
製作できますこれまでの口腔内装置(OA)の製作では、下顎の状態を見ながら“感覚的”に製作されることが多く、完成後、思うように気道が開かなければ作り直しになっていました。
当院の口腔内装置(OA)の製作は、事前に気道の状態をCTで撮影し、治療後の気道の開き具合を予測、確認しながらお作りしています。
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- 5口腔内装置(OA)の製作
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オプチスリープはドイツで製作をします。スキャンした口腔内のデータとCTの撮影画像を現地に送ります。こちらからのデータはコンピューター上で送信できるため、2〜3週間程度で口腔内装置(OA)をお渡しできます。
ソムノデントは日本国内で製作をしますが、こちらも緻密な製作物のため3週間ほど製作期間がかかります。完成後も調整が可能
製作した口腔内装置(OA)は、完成後も顎関節の動きや痛みなどの様子をみながら上下をつなぐストラップで調整ができ、気道を広げられるので、治療効果を上げることが期待できます。
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- 6治療開始
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完成した口腔内装置(OA)を装着し、いよいよ治療をスタートしていただきます。
CT撮影で閉塞した気道が開いていくのを視覚的に確認して、顎や関節に負担が無いかも確認しながら、装置を調整していきます。CTによって気道がきちんと開くのを確認できれば、簡易検査を行い、装置使用前と使用後の検査結果を比較して改善に導いていきます。
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- 7メンテナンス
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口腔内装置による治療を受ける方は口腔内のメンテナンスが必要です。定期的にお口の中のチェックをして常に口腔内を清潔に良い状態に保てるようメンテナンス行っていきます。
以下の症状に当てはまる方は
当院にご相談ください
- いびき
- 就寝時の呼吸停止
- 途中覚醒
- 夜間の頻尿
- 昼間の眠気
- 記憶力低下
- ドライマウス(口腔乾燥)
〒511-0836
三重県桑名市江場屋敷349−3
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | 祝 |
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9:00〜12:00 | ● | ● | ● | / | ● | ● | / | / |
13:30〜18:00(最終受付17:30) | ● | ● | ● | / | ● | ● | / | / |
- 完全予約制
- 当院は完全予約制となっております。
ご予約はお電話(0594-22-0358)にてご連絡ください。